仙台で債務整理の対応で評判のよい弁護士を見つける方法

意外と悩みがちな地方都市での弁護士探し

TVCMや雑誌広告などで見かける弁護士事務所は、大抵が東京、大阪といった大都市です。地方都市の弁護士といえば、たまに街中でみる看板か、TVのローカル局で静止画像のCMを見かける程度しか接点がありません。

そもそも、弁護士という職業は普段から馴染みがあるものでもないので、いざ必要になったときに探そうとしても、どう探せばよいのか、離婚や債務整理など専門分野はどう確かめればいいのか、ただ相談するだけでも数千円もかかってしまうのでないか、などなど不安なことだらけです。

とはいえ、近年では多くの弁護士事務所がインターネットでHPを開設しているので、「仙台　弁護士」のような検索でいくつもの弁護士を見つけることができます。さて、今度はズラズラと並ぶ弁護士からどこを選ぶかが問題です。検索上位は人気のある弁護士なのかもしれません。

でも、たまたまSEOがうまくいってるだけかもしれません。「債務整理はおまかせ」のような文言がある弁護士の方が、「地方で長年の信頼云々」の弁護士より適しているのでしょうか。個人事務所よりも、ある程度大規模の方が依頼時にメリットがあるのでしょうか。

検索結果を眺めていても、どれもよさそうで、どれもいまひとつのようで、決心がつかないものです。そこで、債務整理の弁護士を依頼する上で、大事なポイントをまとめていきます。また、地方での弁護士探しに役立つサイトも紹介します。これらを活用すれば、きっと債務整理を円滑にすすめることができるでしょう。

債務整理の相談に適した弁護士探しのポイント

ネットの情報や口コミ、CMなどでいくつかの弁護士事務所のリストができあがったとします。その中から、債務整理を依頼するのに適した弁護士を見つけるポイントを紹介しましょう。これらのポイントを頭のすみに置いておけば、実際にHPを見ているときでも、弁護士の向き不向きがわかってくるはずです。

弁護士にも向き、不向き、得意、不得意があります。なんでもやりますというところもありますが、ここは自信をもって債務整理に対応してくれる弁護士から絞り込んでいくことにしましょう。債務整理の取り扱い案件の多い弁護士は、債務者の多い悩み（今現在も経済状態が不安定、弁護士費用の支払いが不安）といった悩みにも先んじて理解してくれます。

しかし、債務整理の弁護士といいつつも、過払い金の回収のことしか話題にしなかったり、本来は弁護士が直接面談で問題を整理していくのに、電話受付だけで済ませようとしたりというケースがあるかもしれません。このようなケースは要注意です。

悪質な弁護士には、債務整理のうち報酬率のよい過払い金報酬だけをつまみ食いする弁護士や、必ず直接面談を行うという弁護士会の内規を無視して進めたがる弁護士もいます。そのようなケースにあたったら、どんなに条件が良くっても（お金が安いなど）、あとでトラブルになることもあるので、断るべきです。

次に弁護士探しに限ったことではありませんが、あまりに安い、契約を急ぐ、フレンドリーといった特徴を感じるところは、要注意です。通信販売や携帯電話会社探しでもそうですが、本業と離れたところに特徴があるところは、本業に不安がある裏返しであることが多いです。特に過剰な値引きは、どこか本業にほころびがあるケースが多いです。これは弁護士選びにも通じる、業者選びの鉄則といってもよいでしょう。

弁護士探しの便利ツール

前項は、自力でネットの検索を活用しながら弁護士を探すポイントを紹介しました。最近は、このようなニーズに応えるための便利ツールがネットで公開されています。自分に近いケースで債務整理の相談を行えば、どのような解決結果が得られるかのシミュレーションを簡単に行うことができる点が大きな特徴です。

漠然と任意整理がいいのか、自己破産しかないのか、などと悩むよりもこのようなツールを利用して、借金問題の解決方法のヒントを得るだけでも、気持ちは軽くなるものです。「街角法律相談所」は、個人情報は電話番号以外は不要なので、気軽に利用できます。インターネット上のツールですから、24時間いつでも利用できる点もメリットの1つです。このツールから相談事を送ると、このシステムに加盟している弁護士から返信が届きます。

メールでの返信で、信頼できそうと感じればその弁護士と面談することもできますし、当該地域の弁護士を紹介してもらうこともできるようです。このシステムに加入している弁護士、司法書士は全国で211名です。一見、十分な数にも見えますが、都道府県の数で割れば少ない県だと数名しか存在しないことになりますし、得意ジャンルが債務整理の弁護士を絞り込むと、もっと少なくなる可能性もあります。

逆に1つの弁護士事務所でも何名もの弁護士を抱えて、全国をカバーできるような登録が多ければ、思ったほどは少なくないのかもしれません。豊富な法律の事例相談も債務整理がどんなものかを知るのには役にたちます。弁護士探しの最終ツールとまでは言えませんが、うまく活用できれば債務整理の一助にはなりそうです。

最後は直接相談で決めよう

ネットでよさそうな弁護士に当たりをつけたり、街角法律事務所のようなツールで印象のよい弁護士を見つけたり、数社まで候補を絞りこめたら、あとは実際に対面して相談してみましょう。個人の弁護士事務所でも、街角法律事務所のような24Hメール相談を受け付けているケースがあります。

例えば、「弁護士法人サンク総合法律事務所」です。このような時間を問わずやりとりできる弁護士は、依頼候補を探す場合も大変助かります。弁護士の相談には30分5,000円という設定をしているところもありますが、債務整理関連で相談に積極的にのってくださる弁護士は、相談料を無料としているところがほとんどです。この点も依頼者の事情に歩み寄ってくれていると嬉しくなるポイントです。

無料相談だからといって、行き当たりばったりでは、無駄な時間を過ごすことになります。相談前にどのような弁護士が自分に必要かを整理しておきましょう。相談時のポイントは、こちらの相談をうまく聞き、やるべきことを整理してくれるか、メリットだけでなくデメリットまできちんと説明してくれるか、支払いについての相談にのってくれるか、の3つが重要です。

こちらの話を聞かない弁護士は、債務整理の方法も最適なやり方の提案でなく、自分が得意なやり方に固執する可能性があります。任意整理、特定調停、個人再生、自己破産といった債務整理の手法には、素人では判断しにくい差異やメリット、デメリットがあります。それらを依頼ケースに照らし合わせて整理してくれる、聞き上手な弁護士に対応してもらいたいものです。

また、債務整理を希望する人には周囲に内緒にしたいといった希望を持つ人が少なくありません。しかし、どのように隠そうとしても、ここまでは知られてしまう可能性があるといったリスクについてもキチンと説明してくれる弁護士が好ましい弁護士です。そして、そのリスクの中からも、逆にメリットと思えるような提案や道筋を説明してくれる弁護士なら、最終的に納得できる結果が期待できます。

弁護士代金の支払いについても、言うまでもありません。親身に債務整理の相談にのってくれる弁護士なら、それなりの方法も提案してくれることでしょう。債務整理の相談は、見栄を張っても仕方ありません。正直に現状を説明して、弁護士を頼るのがベストです。

そのためにも、面談では、話しやすい、信頼できる、親身になってくれるといった印象面も大切にしてみましょう。よい弁護士が決まれば、その日から気持ちが軽くなるはずです。